量子宇宙干渉機
- 作者: ジェイムズ・P.ホーガン,James P. Hogan,内田昌之
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1998/10/01
- メディア: 文庫
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SF部分は相変わらず素晴らしかったです。量子力学の多世界解釈を扱った小説のなかでは、ダントツのわかりやすさとおもしろさを誇っている感じです。途中までで云えば、宇宙消失以上です。あれ、宇宙消失は多世界解釈じゃないか。よう思い出せませんが、そんな感じです。
読んでそんはないんですが、途中からなんだかなーなんだかなーと思うのはほぼ間違いない気がします。とか思ってたけどアマゾンの評価は高いなあ。とか思ってたら違う作品のレビュー見てた。
しかしホーガンの理想の世界というのは、非常に極端なことをしないと現実化しないというか、絶対現実化しないとホーガン自身が思ってますよね、絶対。断絶への航海は、全く違う惑星で一からやり直しているし、今回のに至っては違う世界だし。そのへんは割と悲観的だなあと思います。創世記機械は、まあ、そうでもないか。