スターキングへの帰還

スターキングの感想に特に付け加えることもない感じです。訳者後書きに引用されている作者の言葉に、この作品が人気があるのは、願望充足型ヒーロー譚だからだと言うようなことが書かれていましたが、確かにその通りですね。そして願望充足として完成されるには、主人公であるゴードンが王子としてではなくゴードンとしてヒロインに受け入れられる、この話が必要だったのでしょう。スターキング出版後続編を書け書けと云われたようだし。