Quartett!

かなり今更ながらにLittleWitchのQuartettをプレイ。FFDは前作白詰草話と同じように素晴らしいし、システム周りも、スキップがちゃんとついたりとだいぶ改善されているのですが、評判通りとにかく短い。通してやるとそうでもないのですが、攻略キャラが三人しかいない上にシナリオの共通部分が非常に多いので、一人クリアしちゃうと後二人は一瞬で終わってしまうと言う罠。
しかしこの話の短さはこのゲームの素晴らしいFFDのせいなんでしょう。描かなければならない絵の量は半端じゃなさそうだし、演出が凝っている分スクリプトを打つのも大変そう。実際白詰草話でFFDが話題になっても同じようなシステムを作っているところはなさそうだし。ヴィジュアルノベルなんて今や一つのジャンルになっているというのに。新作のリトルウィッチロマネスクでは結局普通のゲームっぽくなってしまっているみたいなので、LittleWitchもコレまでのに作品と同じ事やってボリューム増やすのは無理だと判断したのでしょう。大槍葦人一人ではなく、複数人で絵が描けばまた違ったんじゃないかとも思うんですが。
シナリオは、面白くなりそうな要素はたくさんあるのですが、いかんせんシナリオが短すぎて掘り下げが浅すぎる。もったいなくなるぐらいいい要素はあるのに、とにかく浅すぎます。半生にまたがる葛藤とか悩みがそんなことで解消されていいのかよ、と。三人ともそんな感じ。ほんともったいない。しかし短いのは試験期間中の僕にはありがたいわけですが。
あと僕は、FFDはゲームと言うよりむしろコミックの発展系だと思っているので、マンガの方面からもうちょっと注目されてもいいんじゃないかなあと思います。FFDがフリーで使えるようになれば新しい展開になるんじゃないかとも思うんで、LittleWitchは公開してくれないですかねえ。アリスソフトみたいに。コレで漫画が連載されたりしたら結構いいんじゃないでしょうか。
しかしかなりいい感じのデザインのシステムを作る会社のサイトが、何であんなに終わってるんだろうかと疑問でなりません。