ドラゴン桜の先人

気がついたらドラゴン桜がドラマ化していたりしてビックリしました。一話ぐらいは見たかったのですが、テレビが無いから見られないのが残念です。
ドラゴン桜と云えば破産した底辺私立高校の再建のために、東大合格者を出して進学校化させて、その実績で名を売ってやるぜと意気込む弁護士さんの奮闘記でした。当初は。それが特別進学コースにはいった二人のバカの勉強エピソードを入れたところ、世の勉強しない(できない)子供を持つ親御さんたちに大ブレークして(たぶん)、気がつけば勉強HOWTOモノになってしまいました。物語は気づけば後ろに引っ込み、その一方明らかに頭がおかしいとしか思えない(作者のね)キャラクタの先生が次々と出ては斬新と思われる勉強法を披露していくという、非常に微妙というか、ハッキリ言ってしまえばあまり面白くない漫画になってしまいました。そういや後輩が何故か毎回新刊を買って部室においていくのですが、買い続ける意味が分からない。いやだって、受験ハウツー大学生が読んでも意味無いですやん。いやまあ、勉強だけではなく、受験生を持つ親や先生へのハウツーもあるんですが。あ、最近は恋愛したりしてるんだっけ。
しかし受験生当人にしろ、受験生OR高校生などの子を持つ親にしろコレを買ってどうするのかがよく分からない。こんなの読んで勉強できるような人間のほとんどは、そもそもこんなの読まなくても勉強できる人間だろうし、そうでなければ「そうか!」とか奮起しつつも三日で挫折するだろうしなあ。あと、何か最近親の態度が変わったな……とか思っていたら親の書斎にドラゴン桜がおいてあった! とかなったら僕はぶち切れますよ。オマエそんな漫画読んで感銘うけてる場合じゃないだろと。
コレが売れるのは和田秀樹をありがたがるのと同じような感じなんだろうなあ、と思ってしまうんですが。漫画でやったのが斬新だったのではないかと。あとキャッチコピーがセンセーショナルとか、売り方も上手いよなあ。
しかし! 英語で言うとBUT! ドイツ語で言うと……ABER!! すみません!辞書調べました! しかし、ですよ。ドラゴン桜が通って道は漫画界において、既に先人が歩んだ道なんですよ。至高の受験ハウツーを持って、偏差値四十どころか志望校合格率2%、二浪から東大に受かるという最強の漫画があったじゃないですか!
ラブひなが。
と言うことを書くと、ふざけるなと云われそうですが、さにあらず。全然ふざけていません。ラブひなは一件ギャルゲー系ラブコメの走りであり、その実ラブコメ以外の何でもありません。とはいえ、その中にさりげなく仕込まれたリアルな受験エピソードは大学には一体までも読み返して感嘆してしまいます。ラブひなで提唱されている受験方法を実践できれば、間違えなく東大なんか合格できると思います。僕がラブひなから学んだ受験方法はだいたい以下の通りです。

  • 女子寮の管理人になる
  • 露天風呂
  • 寮生である模試全国一位の女の子と友達になる
  • ともに東大を目指す
  • 女の子のパンツを見る
  • 勉強する
  • 女の子の胸をもむ
  • 四歳の時に女の子と一緒に東大に行く約束をする
  • 女の子とロマンスの神様
  • アイしあう二人がトーダイに入ると「シアワセ」になれるという伝説のある国に行く。
  • しわとしわを会わせてしあわせ
  • 女の子の股かn(ry
  • 勉強する

いや、これだけモチベーションが維持できる環境で勉強を教えてくれる人が居て勉強してりゃ誰だって受かるだろと思うわけです。

しかしまあ、両方の漫画を読んで思いますが、東大は行ったからって別にどうにもなんねえよな。あ、そういえばもう一つ東大合格マンガありましたね。デスノート

  • 天才になる。

これが一番楽かも。