宇宙気流
- 作者: アイザック・アシモフ,平井イサク
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/06
- メディア: 文庫
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銀河系で最も重要な星を惑星に持つ恒星が、遠からず超新星爆発してしまうことを掴んだ科学者が、陰謀に巻き込まれてしまうという導入で始まる物語です。記憶喪失になった主人公が記憶を取り戻しながら追っ手を逃れていく追走劇や、陰謀の真相を明かしていくミステリー仕立ての展開、そして勿論SFネタが心地よく絡み合いよくまとまっていて面白かったです。
SFのビックスリーの中ではやはりアシモフが一番好きだなあ。とにかく読みやすいし、面白いし、全部一本筋通っていて納得がいくんですよね。次がクラーク。アシモフほど良いとは思いませんが、人類の進化とか扱っているテーマが非常にツボに入ります。ハインラインは……なんか読めないんですよねえ。なんでだろ。宇宙の戦士とか頑張って読んだけど今一内容思い出せないし、悪徳なんか怖くないは投げちゃったし。夏への扉は確かに面白かったですが、それにしてもオールタイムベストの一位になるような作品か? とか思ってしまいます。