皇国の守護者1

このようにオリジナリティーを感じるファンタジーはあんまり無いよなあ。どうも日本でファンタジーというといわゆる剣と魔法(要は指輪とかD&Dとか)のお話の再生産の再生産の……という印象があるのですが、やはり佐藤大輔はただ者じゃ無いですね。ただ細かい世界設定を語るところが多くてどうにもストーリーに集中できないんですよね。好きな人にはそういうのがたまらないのでしょうけど。

原作を読んで、漫画版を読むと、コミカライズをしている伊藤悠の技量がいかに卓越しているかが分かって驚愕します。こんなにしあわせなコミカライズはなかなか無いんじゃないでしょうか。伊藤悠の前作の面影丸を読みましたが、皇国の守護者ほど面白くはないものの、よくまとまった良い漫画でした。これで初めて連載なんだからどうかと思います。上手すぎですよ。